日本の国語教育の問題点と解決策

 言語とは文明の礎です。
言語なしに文明は成立しえません。
人間を人間足らしめる最たるものは、言語です。
言語がなければ、後世に自分達が得た情報や知識をうまく伝達できません。
情報や知識は、ぼんやりとしか伝わらず、やがて廃れるでしょう。
 国語とはその国で主に使われる言語です。
それによって、その国は集団としてまとまりができるのです。
なぜならば、人間は言語によって考えますので、使われる言語が違えば、思考も変化するのです。
例えば日本語で「心」という言葉を英語に翻訳しますと、「heart」等になります。
しかしheartと心では、意味にズレがあります。
そのズレこそが国語をその国の文化の礎としているのです。
 日本の国語教育において、それが自分達の文明の礎であるという意識は、希薄です。
便利な道具として、受験の科目として、過去の書物を読む道具として、国語は教えられています。
そのことによって、自分達の文化を深く知ろうという思いが削がれているのではないでしょうか。
国語の言葉と、使う人の心の関係を学習させることによって、日本人の文化の礎としての国語を、取り戻せるのではないでしょうか。